Pianist: Original Recordings of Wladyslaw Szpilman [Soundtrack] [Import] [PR]

Wladyslaw Szpilman
レーベル: Bci / Eclipse Music
CD
発売日: 2002年12月17日(火)
画像: 大 中

◎曲目リスト
  1. Frederik Chopin (1810-1849): Nocturne, No.20 Op.Posthumous in C sharp minor Recorded 1980
  2. Sergei Rachmaninov (1873-1943)Year Composed: 1916, Daisies Op. 38 Nr.3 Recorded 1954
  3. Sergei Rachmaninov (1873-1943), Prelude in G-sharp minor op. 32, Recorded 1954
  4. Robert Schumann (1810-1856) Fantasie C-dur op 17 (Sonata for Beethoven) Part 3 (slowly plangent) Recorded 1960
  5. Wladyslaw Szpilman Concertino for Piano and Orchestra (1940) Recorded 1969
  6. Claude Debussy (1888-1905) The Girl with the Flaxen Hair Recorded 1948
  7. Claude Debussy (1888-1905) Images No 3 - Reflections in the Water Recorded 1948
  8. Isaac Albiniz, (1860-1909) Cordoba (Cantos de Espaqa No.4, Op. 232) Recorded 1948
  9. Alfred Gruenfeld, (1852-1924) Paraphrase on theme from Johann Strauss (1825 - 1899) Die Fledermaus Recorded 1948
  10. Johann Sebastian Bach (1685-1750), Chaconne from Partita No. 2 in D minor, BWV 1004 - Arr. Busoni (1866 - 1924) Recorded 1972
  11. Fritz Kreisler (1875-1962) Arr. Rachmaninow (1873-1943) Liebesleid Recorded 1948
  12. Frederik Chopin (1810-1849) Mazurka in A-Flat op. 17 nr. 3 Recorded 1980
  13. Frederik Chopin (1810-1849): Nocturne, No 20 op. Posthumous in C sharp minor Recorded 1948

◎レビュー (Amazon)
   ウワディスワフ・シュピルマン(1911-2000)は、映画『戦場のピアニスト』が公開されるまでは、クラシックの世界ではほとんど無名の存在であった。今回、ポランスキーの映画の大ヒットによって日の目を見たシュピルマンの演奏は実際のところどうなのか?
   結論から言うと、西側のクラシック界のコマーシャルベースに華々しく取り上げられることなく、いままで埋もれたまま没してしまったのが、悔やまれてならないほど、素晴らしい演奏である。

   鍵盤に触れるタッチはやさしくデリケートで、暖かみにあふれている。シューマン「幻想曲ハ長調」からの終曲に見せる瞑想的な表情、シュピルマン自作の「ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」にうかがえるガーシュウィン的な洒脱(しゃだつ)、クライスラー「愛の悲しみ」の即興的な装飾に漂う哀感、どれもいいが、やはり抜群なのはショパン。映画のテーマ曲とも言える夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)、そしてマズルカ第13番イ短調op.17-4では、祈りにも似た悲しみに沈みながらも、どこか人間的な希望の光もほの見え、演奏者のキャラクターがうかがわれるようだ。

   映画『戦場のピアニスト』は、誇張もなく、善悪の押し付けもなく、淡々と事実を描く客観性ゆえに、無数の“反戦”映画とは一線を画する、真の名作の名に値する作品である。映画の後で、このシュピルマンの演奏を聴いていると、本来音楽というものが人間にとってどれほど高貴でかけがえのない宝かということに、思いを馳せずにいられない。映画のなかで主人公は何度も食べ物や飲み物を求めてさまよい、惨めに飢えていた。そして、その飢えの遥か上方に、音楽は恩寵(おんちょう)のように輝いていた。…現代を振り返ってみれば、食べ物同様、音楽をいかに私たちは“浪費”していることだろう!(林田直樹)


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