ジム・キャリー、テイラー・モンセン、ジェフリー・タンバー、クリスティン・バランスキー、ビル・アーウィンアメリカの子どもならみんな知っているとまで言われる、ドクター・スースの絵本『グリンチ』の映画化。絵本のストイックな雰囲気とはいささか趣を異にするドタバタ喜劇ふうに話は進んでいくが、『アポロ13』などのヒューマンな作品を得意とするロン・ハワード監督だけあって、締めるところはきっちり締め、ハートウォーミングな後味を残す作品に仕上がっている。
主人公グリンチに扮したのは『トゥルーマン・ショー』のジム・キャリー。素顔も体型もわからないほどの特殊メイクを施されてはいるが、「本当はイイやつなのにおふざけが過ぎるのと、多少過激なせいで保守的な人たちに受け入れられない」という役どころは本人と重なる部分もあり、彼以外には考えられないほどのハマり役だ。(安川正吾)