春の日は過ぎゆく (2001)
One Fine Spring Day

音楽:チョ・ソンウ、松任谷由実(song)
エンディング・テーマ:松任谷由美(作曲)

○春の日は過ぎゆく オリジナル・サウンドトラック サントラ ユ・ジテ キム・ユナ イ・ソジョン チョ・ソンウ
○「春の日は過ぎ行く」オリジナル・サウンドトラック サントラ ユ・ジテ キム・ユナ イ・ソジョン チョ・ソンウ 佐々木功
□春の日は過ぎゆく DVD
ユ・ジテ イ・ヨンエ
◎レビュー (Amazon)
 『八月のクリスマス』で絶賛を受けたホ・ジノ監督の第2作。同名のタイトルソングを松任谷由美が作曲したことでも話題となった。
   ラジオ番組の素材録りのため、録音技師のサンウ(ユ・ジテ)は、番組のプロデューサー兼DJのウンス(イ・ヨンエ)と小旅行をする。2人の間に恋が芽生えるが、若くストレートに感情を表すサンウに対し、彼より年上で離婚歴のあるウンスは、深い関係に踏み込むのを恐れ、次第にサンウと距離を置き始める。
   痴呆気味の祖母の面倒も見て、自然に家族とともに生きている若い青年と、家族的なことを拒否して仕事に生きる女性の心のすれ違いを描く、切ないラブストーリー。永遠の恋を信じ、彼女の心変わりの原因がわからず苦しむサンウの辛さを前面に出しつつも、女性としての役割を押し付けられてしまう現実から逃れて生きているため、若い恋情を受け入れられなくなるウンスの辛さもさりげなく描き、一筋縄ではいかない人の心の繊細さを静かに描写していく。
   年老いても亡くした夫への熱情を心の底で燃やす祖母の存在や、高速道路を使って会いに行く遠距離恋愛や、ふたりが録音して歩く、風になびく竹林の音や年老いた夫婦が歌うアリランの歌など、物語の本筋とは直接関わらない部分にも、叙情的な豊かさが満ち満ちている。(茂木直美)
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