カジュアル・セックス? (1988)
Casual Sex?
音楽:ヴァン・ダイク・パークス
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□カジュアル・セックス? DVD
リー・トンプソン ヴィクトリア・ジャクソン
◎レビュー (Amazon)
1980年代がこれほどイタい時代に感じられる作品もない。この1988年の映画は、ジュヌヴィエーヴ・ロベールが監督し、ウェンディ・ゴールドマン & ジュディ・トールのコンビがみずからの戯曲を脚色したもの。彼女たちの名前をその後二度と聞かなくなったのは何故なのか、納得できてしまう1本だ。『カジュアル・セックス?』という矛盾をはらんだタイトルは、80年代のエイズ騒動で禁欲生活を余儀なくされた幼なじみ2人組のやりきれない心境を表す。2人組の片割れであるステイシー(リー・トンプソン)は、過去の気楽なフリー・セックスを忘れられないが、本当のパートナーになってくれる男の出現を待ち望んでもいる。一方、メリッサ(人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』のヴィクトリア・ジャクソン)には、今までのセックスの相手が2人しかいない。そのうち2人目はフィアンセだった男だ。そんなわけで、メリッサの願いは最初のオルガズムをもう一度味わうこと。いい男を見つけたい彼女たちは、休暇を取って“オアシス・スパ”へと向かう。間違った相手を捕まえることになるとも知らずに…。
陳腐な設定や、スクリーンに持ち込まれた一部の挿話(舞台版ではもっとサマになっていたのだろう)、いくつかの空想シーンなどを見ていると、本作からある結論を引き出すことができる。女性ライターがセックスについての映画を手がけるのも結構だが、そうしてみたところで新味とか画期的な視点は何ひとつ出てこない、ということだ。挙げ句の果てに、本作は片方のヒロインの相手役としてコメディ俳優アンドリュー・ダイス・クレイを登場させる。クレイはヴィニーというマッチョ・マンを演じているのだが、いつもの大げさな演技が延々と続くのはお寒い限り。おまけに、「私たち2人にまた共通点ができたわ、セックスが怖いことよ」とか「エイズより私を恐れる人を好きになったりしないわ」といったセリフを聞いていると、この2人の頭には脳みそが入っているのだろうかと頭を抱えたくなる。結局、彼女たちは愛とセックスについて多くを学ぶわけでもなく、ただヤケクソ気味に振舞っているようにしか見えない――彼女たちばかりか、この映画自体もそんな印象なのだ。(Paula Nechak, Amazon.com)
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