ボビー・ジョーンズ~球聖とよばれた男~ (2004)
Bobby Jones, Stroke of Genius

音楽:ジェームズ・ホーナー
○Bobby Jones Stroke of James Horner
□ボビー・ジョーンズ~球聖とよばれた男~ コレクターズ・エディション DVD
ジム・カヴィーゼル クレア・フォラーニ ジェレミー・ノーサム マルコム・マクダウェル ローディ・ヘリントン キム・ドーソン
◎レビュー (Amazon)
   ゴルフ熱に取り付かれたことのある人なら、本作『ボビー・ジョーンズ 球聖とよばれた男』をそれなりに気に入るはず。ゴルフ界最高のチャンピオンのひとりを生真面目すぎるほどの敬意を込めて描く伝記映画だ。タイトル・ロールを演じるジム・カヴィーゼルは、『パッション』の時に負けないぐらいの苦しみに見舞われる。1930年、グランド・スラム達成(4ヶ月未満のうちに開催される4大トーナメントの完全制覇)というゴルフ史上稀に見る偉業を残したジョーンズ。この熱意に満ちたゴルファーは、脊髄の異常による慢性的な痛み(彼が28歳の若さで引退に追い込まれた原因)、胃腸の障害、深刻な不安感などに静かに耐え続ける。向かうところ敵なしのアマチュア時代でさえ、アルコール依存症すれすれの状態という有様だ。ジョーンズの友人にしてライバル・ゴルファーのウォルター・ヘイゲンをジェレミー・ノーザムが演じ、場違いな陽気さと伊達男ぶりで本作に救いをもたらしている。ジョーンズの友人にして伝記作家のO.B.キーラー役はマルコム・マクダウェルで、これまたイキのいい演技を披露。一方、クレア・フォラーニは伝記映画の主人公の妻役にありがちな苦悩を演じ、もっと家族と一緒に過ごすようジョーンズに要求する。
   何度となく繰り返されるゴルフ・シーン、苦難続きの重苦しい展開に彩られた本作は、制作費の一部にジョーンズ本人の財産を得ている。本作の格調高き冗長さ、興行的失敗作としてのはかない運命などは、このあたりに起因するのかもしれない。それでも、ローディ・ヘリントン監督(『ロードハウス 孤独の街』)の演出には本気が感じられる。情熱が映画全体の陰気さを突き抜けて伝わってくるのだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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