妖怪百物語 (1968)
音楽:渡辺宙明
○大映 妖怪三部作(妖怪百物語/妖怪大戦争/東海道お化け道中) オリジナル・サウンドトラック 渡辺宙明 池野成
□妖怪百物語 DVD
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藤巻潤 高田美和 平泉征 吉田哲郎
◎レビュー (Amazon)
大映が製作した妖怪時代劇の一編。江戸の豪商・但馬屋利右衛門は、寺社奉行堀田豊前守と結託し、岡場所を作る計画を強行。立ち退きを命じられた長屋の住人は、泣き寝入りするしかない。ある夜、油すまし、ろくろ首、ぬらりひょん、大首といった妖怪たちが大挙して出現。悪事の限りをつくす寺社奉行を恐怖のどん底に突き落とす。
妖怪の恐怖を全面に押し出した作品ではなく、本作は時代劇によくある、自分の立場を利用して悪事をはたらく悪徳奉行とその手足となる商人が、庶民を苦しめるといったパターンで進行する。いわば「必殺」シリーズにおける仕事人たちの役割が妖怪たちのポジションであり、その容姿で悪人たちをこらしめるくだりは、不気味なビジュアルでありながらカタルシスを感じさせる。妖怪たちとなぜか品番に遭遇してしまう、ぼんぼんの役を浪速のコメディアン・ルーキー新一が演じており、そのトホホなあわてふためきぶりが笑いを誘う。音楽は渡辺宙明で、妖怪出現シーンの楽曲は、後に東映の特撮TVシリーズにも使用された。(斉藤守彦)
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