欲望 (2005)
音楽:池頼広、布袋寅泰(song)
主題曲:布袋寅泰
□欲望 DVD
板谷由夏 村上淳 高岡早紀 利重剛 大森南朋 小池真理子 大森寿美男 川崎いづみ
◎レビュー (Amazon)
日本映画としてはめずらしく、男と女の性を真正面からとらえ、官能的な映像に結実させた1編。小池真理子の原作のテーマを損なうことなく、見事に映画化された。中学時代から正巳に好意を持っていた類子だが、正巳は親友の阿佐緒に想いを寄せていた。その後、図書館司書となった類子は、妻子ある男との肉体関係に溺れていたときに阿佐緒と再会。親子ほど年の離れた精神科医と結婚を決めた阿佐緒のパーティに招かれた類子は、そこで正巳とも会う。
時を経た親友3人の関係は、再会によって濃密になっていくのだが、正巳が性的不能であるという事実が、さらに関係をややこしくしていく。要所に鮮烈な性描写があり、なかでも、類子が不能の正巳と何とか結ばれようとするシーンは痛々しくもエロティック。しかし、映画全体に漂うのは、純愛のようなピュアな美しさだ。正巳が傾倒する三島由紀夫作品との関係など、文学的要素も多く、結末が、さまざまな想像をかき立てる。主演3人は、複雑な役を文字通り体当たりで演じきり、背景となる70~80年代のカルチャーが、どこか郷愁を誘う。(斉藤博昭)
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ロードショー:2005年11月19日(土)~
→「2005年11月劇場公開映画」
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