絶対の愛 (2006)
Time
監督・製作・脚本:キム・ギドク
□絶対の愛 DVD
ソン・ヒョナ.ハ・ジョンウ.パク・チヨン
◎レビュー (Amazon)
キム・ギドクの描く愛に、論理的な説明はいらない。愛することがどれだけ狂おしくても、人は誰かを愛してしまう。毎回、彼はそんな愛を突き詰めてきたが、この作品も例外ではない。恋人にルックスが飽きられたと勝手に思い込んだヒロインが、整形手術でまったく違う顔に変身。恋人は、新たな姿で現れた彼女を別人だと思い込み、恋におちてしまう。基本ストーリーだけでも衝撃的だが、後半は、さらに予想外の展開になだれ込む。
整形の傷が癒えるまで、サングラスとマスクを付けたまま街をうろつくヒロインは不気味だが、整形が当たり前という韓国では、その姿も比較的自然に受け入れられているようだ。整形後のヒロインを演じるソン・ヒョナも、自ら整形した過去を告白している。もちろん、この映画には、外見にこだわり過ぎる風潮へのアンチテーゼが脈々と流れているのだが、そのテーマ以上に心をわしづかみにするのは、ギドク監督のストーリーテリングの才能だ。主人公ふたりの異常ともいえる行動を、限りなく真摯に描きつつ、メビウスの輪のように最初に戻るラストシーンで、観ているわれわれは、ひたすら息をのむばかりなのである。(斉藤博昭)
□コメント・感想(0)
コメントをどうぞ。映画やサントラの感想、ご質問、ご要望など。
ロードショー:2007年3月10日(土)~
→「2007年3月劇場公開映画」
×公式サイト zettai-love.com
→「韓国映画」関連
☆PC版で見る