4ヶ月、3週と2日 (2007)
4 Months, 3 Weeks & 2 Days

監督:クリスティアン・ムンジウ
製作:オレグ・ムトゥ、クリスティアン・ムンジウ
脚本:クリスティアン・ムンジウ
出演:アナマリア・マリンカ(オティリア)、ローラ・ヴァシリウ(ガビツァ)、ヴラド・イヴァノフ(ベベ)、アレクサンドル・ポトチェアン(アディ)、ルミニツァ・ゲオルジウ(アディの母)、アディ・カラウレアヌ(アディの父)

□4ヶ月、3週と2日 デラックス版 DVD
アナマリア・マリンカ ローラ・ヴァシリウ ヴラド・イヴァノフ
◎レビュー (Amazon)
1987年、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。そこでは中絶が重罪とされていたため、どうしても堕ろしたい女性は闇で実行するしかなかった…。ホテルの部屋で中絶手術を受けようとする大学生と、彼女を助ける寮のルームメイト。そのふたりの長い一日を描き、カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した力作だ。
 本作の面白さは、単なる独裁政権への反発や、女同士の友情の物語ではないところ。妊娠した側の傲慢さ、助ける側の過剰なまでの献身、さらに男たちの身勝手さなどが、当時のルーマニアの社会状況を浮き彫りにしていき興味深い。長回しを多用した緊迫感溢れる映像も、それぞれの切羽詰まった状況にスリルを加味している。食事をしているだけのシーンにおいても、何気ない会話に病んだ社会への告発が潜んでいるのだ。そしてポイントには、生々しい映像が挿入され、背筋を凍らせる。ラストシーンからは、さまざまな疑問や感慨がもたらされるだろう。(斉藤博昭)
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ロードショー:2008年3月1日(土)~
→「2008年3月劇場公開映画」
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