PERFECT BLUE パーフェクト ブルー (1998)
Perfect Blue
音楽:幾見雅博
○「パーフェクト・ブルー」オリジナル・サウンドトラック サントラ M-VOICE 小竹正人 今井希子 六ツ見純代 THIS TIME 吉田裕ニ 幾見雅博 PIPELINE PROJECT
□PERFECT BLUE DVD
□PERFECT BLUE DVD
□パーフェクトブルー 【通常版】 DVD
□パーフェクトブルー【通常版】 Blu-ray
岩男潤子 松本梨香 辻親八 大倉正章 竹内義和 村井さだゆき 堀秀行 江原正士 梁田清之 新山志保 篠原恵美 古川恵実子
◎レビュー (Amazon)
アイドルグループの一員だった霧越未麻は、グループを脱退して女優への道を選ぶが、未麻にアイドルのままでいて欲しいと願うマニアックなファンの影が彼女を脅かす。ある日未麻は、「アイドルの未麻」が日記を書いているホームページを発見。そこには、彼女しか知らないはずの事実が書かれていた。それを見たときから、彼女は「アイドルの未麻」が実体化して自分をあざ笑う幻覚に悩まされるようになる…。
扇情的なシーンを多層的にコラージュし、一筋縄では終わらないサイコスリラーに仕上げたのは、『老人Z』『MEMORIES』などに参加後、本作で監督デビューを果たした今敏(こん・さとし)。何気ない場面すら当たり前の方法では見せないその「語り口」に、物語が始まって間もなく観客は幻惑されはじめる。爆弾事件、レイプ、連続殺人、度重なる悪夢からの目覚め…これは現実なのか、主人公が演じているドラマの中の話なのか、それとも主人公の妄想なのか。その境がどんどん曖昧になっていき、それ自体が、次々展開する陰惨なシーン以上に「不安定な恐怖感」をもたらす。
決して「夢オチ」などにはせず、サスペンスとしてきっちり落とし前をつけるラストも見事。狂信的ファンの行動や執拗な陵辱シーンなど、描写が「リアルすぎてエグい」あたりに抵抗を感じる向きもあるかもしれないが、食わず嫌いは絶対にもったいない傑作である。(安川正吾)
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