ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007)
Harry Potter and the Order of the Phoenix

音楽:ニコラス・フーパー、ジョン・ウィリアムズ(themes)
監督:デビッド・イェーツ
原作:J・K・ローリング(「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」)

○Harry Potter & The Order of the Phoenix Nicholas Hooper
○ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 サントラ ニコラス・フーパー
○ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 オリジナル・サウンドトラック(ニコラス・フーパー)
□ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 Blu-ray
□ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(1枚組) DVD
ダニエル・ラドクリフ
◎レビュー (Amazon)
   このシリーズ第5作は、監督にデイビッド・イエーツという新たな才能を迎え、ドラマ性を重視しようとする製作側の意図が感じられる。オープニングからして、過去4作のテイストとはガラリと変わっているのだ。今回の物語の中心は、ハリーの苦悩。マグル(人間)界で魔法を使ったことによるホグワーツ退学の危機、そのホグワーツでは魔法省が派遣した新教師アンブリッジが君臨し、ハリーは悪夢にうなされ続ける。ヴォルデモートの復活や、大切な人の死などドラマチックな展開は原作に忠実だが、ロンが監督生となり、クィディッチで活躍するエピソードがばっさり切られている点は、原作ファンには寂しいかもしれない。
   ビジュアルでは、やはりシリーズ初登場の「魔法省」が必見。ロンドンの地下に巨大空間が広がり、大勢の魔法使いが行き交うシーンは圧巻である。また夜のロンドンの飛行シーンはロマンチックだし、J.K.ローリング自身が映画のためにデザインしたブラック家の家系図にも目を奪われる。その分、空を飛ぶ魔法生物のセストラル、巨人グロウプや、半人半獣のケンタウロスなどのCGキャラに想像を超える驚きはない。新登場のキャストで最も輝いているのは、新星エバナ・リンチが演じるルーナ・ラブグッド。ファーストキスをするチョウ・チャン以上に、ハリーに寄り添う相手であることが、この映画版でより強調されている。全体としては、膨大な量の原作を2時間18分に収めたことに作り手側の苦心が感じられ、納得の仕上がりではないだろうか。(斉藤博昭)
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ロードショー:2007年7月21日(土)~
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